2008年11月28日金曜日

SheepShaverでマックライト(その2/3)



マックOS Xに、SheepShaverをインストールし、OS 8.6 が動くようになったので、今度は、クラシックのアプリケーションをインストールします。
SheepShaverでは、Unixという仮想ディスクを作ってマウントすることで、OS Xのファイルをアクセスできます。しかし、このUnixは、ファイル管理のシステムがまったくUnixらしくて、日本語のファイル名が文字化けしてしまいます。ということで、役に立ちません。(図1)

クラシックのフォルダをアクセスするには、本体のOSXのマックをネットワークにつながったコンピュータとして接続するのが良いです。
(1)本体のIPアドレスを調べる。
 システム環境設定のネットワークから本体のIPアドレスを調べ、メモしておきます。
(2)SheepShaverのクラシックOSで、ネットワークブラウザを起動します。(たぶん、アップルメニューにあります。)
(3)ネットワークブラウザで、指のアイコンから、「サーバーに接続」を選びます。(図2)

(4)こうして、本体をサーバーとしてやれば、マックのファイルシステムとしてアクセスできるので、ファイル名が文字化けしません。このなかのクラシックアプリを、SheepShaverのクラシック用ハードディスクにコピーしてやれば、それ以降は、SheepShaverの中でそれらを起動して使えます。
マックライトIIなどの古いアプリは、インストーラーを使わずに、単純コピーで動きますので、この方法で十分対応できます。

2008年9月21日日曜日

SheepShaverでマックライト(その1/3)



マックライト(正確にはマックライトII)で作った書類をインテルマックで開く試みを続けています。
古い研究資料やメモをマックライトで作成してきたので、インテルマックに変えてからそれらを直接開くことができず困っていました。
マックライトは古くからのマックユーザーにはおなじみのワープロソフトで、無駄な機能がなくシンプルで使いやすいものです。
アップルは、インテルマックからはクラシック環境をサポートしなくなったので、この名作マックライトも使えなくなってしまいました。

本家アメリカの人たちはどうしているかを調べたところ、MacLinkPlusという書類の型式変換のソフトがあることがわかりました。これは、MacWrite, Word, WordPerfect,  ClarisWorksなど様々なワープロの書類を互いに変換することができます。

私は、これを購入して試してみましたが、マックライトの書類を認識しません。調べてみると、英語版MacWriteIIと日本語版マックライトIIとは、いわば別物で、作成した書類の型式が異なっていました。

ここで、インテルマック上での変換はひとまずはあきらめて、古いG3マシンでマックライトの書類をクラリスワークスで読み込んでクラリスワークスの型式で保存し、それをさらにアップルワークスで読み出して保存するという操作を継続していました。この方法は、表がうまく変換できない欠点があります。

今回、SheepShaverというインテルマックで動くクラシック環境のエミュレータがあることを知り、インストールしました。
SheepShaverのインストールについては、下記のホームページを参照しました。



クラシックOSとしては、マックOS8.6を用いました。G3マシンにはもともとOS9.2.2が動いていましたが、このディスクが故障していたので、同じマシンの別のディスクにOS8.6を新規にインストールしました。SheepShaverで必要になるMacOS ROMは、そのOS8.6のシステムフォルダからコピーして、インテルマックに入れました。

画像はインテルマック上で起動中のOS8.6です。


2008年9月5日金曜日

ひさびさに論文を書いた

論文、といっても宇宙科学技術連合講演会への講演論文(いわゆる前刷り)です。
かつては、こうした講演会に毎年ぐらいに発表していたのですが、近頃はとんとさぼっています。
ときどき、一緒に仕事をしている大学の先生が出す論文に共著として載る程度で、自分で書くことはめったにありません。
そのせいか、今回たいへん難儀をしました。
とにかく、何を書いてよいのやら、初めはさっぱりアイデアがありませんでした。
うーむ、困った。
まだまだ締切はあとだ。明日にしよう。

そう思っているうちに、ついに締切が月曜日に迫ってきました。
しまった。今週中に共著者の先生方に確認して貰う必要がある!!

とはいうものの、さっぱり進みませんし、構想も出ません。
しかも、前日までに某大学の集中講義の資料作成で根を詰めたので、肩こりがひどくなり、頭痛がして、熱もあります。

いや〜、まいった。
参っていても仕方ないので、ちょびちょび進めて、やっとできました。
おまけに今日は、友人と会う約束でしたが、頭痛と熱でどうしようもないので、断りました。

日頃の精進が大切ですね。
でも、締切前にできて良かったです。
ありがたや、ありがたや。

2008年8月10日日曜日

宇宙研の一般公開に出展


8/9土曜日は宇宙研(宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究本部)の一般公開でした。
私も太陽発電衛星の研究チームの一員として、水サイクル宇宙推進システムの原理模型を出展しました。
手回し発電機で水の電気分解ができるようにしたところ、子供たちがたくさんトライしてくれました。
子供たちは、展示の科学的原理がわからなくても、動くものがあるブースや、なにかくれるコーナーに集まります。
私の手回し発電機は、小型のモータとプラモデル用ギアを組み合わせたもので、耐久性に不安はありましたが、なんとか、一日もちました。
面白いことを発見したのですが、子供は、円板に取っ手がついたハンドルを丸く回すのが苦手です。
大人にとっては簡単な動作ですが、やはり、小さい子は指で取っ手をつまんで、丸く動かそうとしても、三角や二角に回ってしまいます。
そのたびに、私の発電機は、ギアボックスに無理な力がかかり、土台から抜けそうでした。
途中、2回ほど、各部のネジのまし締めを行いましたが、無事最後まで動いてくれて良かったです。

4時半で展示終了でしたが、後片付けしているときに、子供がやってきて、終わっているのを見て
残念そうに帰って行きました。うれしいような、申し訳ないような気持ちです。

2008年7月4日金曜日

子供の頃、超能力を信じていた

 子供の頃、超能力を信じていた。これは多くのそのころの年代の少年に共通だと思う。「超心理学入門」という本を読んで、ESPカードなるものを作り、透視の実験を行ったり、裏表を念じてのコイン投げで念力の訓練を行った。
 このような訓練は高校を卒業するころまで行っていたようだ。
大学入試にも応用したことはもちろんである。
 一浪して第一希望の大学に入学できたのが、念力のおかげかどうかは今もって不明であるが、少なくとも絶対に合格するのだという強い信念をもって受験勉強をし、試験に望んだことは間違いない。

 その後、社会に出て、希望の仕事に巡り会うためにあれこれ苦労しているうちに、念力を使うこともなくなってしまった。しかし、振り返ってみると、希望に近い状況であることは確かだ。例えば、大学時代は数学の研究者になりたい時期があったが、専門に進む際に数学科はあまりに困難なのであきらめた。しかし、現在ひょんなことから大学の数学科で教えている。もちろん数学の受け持ちではないにしても。
 さらに、幼稚園のころの夢であった「天文学博士になって月に行く。」というのは、宇宙関係の研究開発に携わるという形で近似的に実現できている。
 私はいまだに超能力があるのだろうか。

2008年6月23日月曜日

TCP/IPだったとは!

愛用しているWindows2000のPCが突然ネットワークにつながらなくなった。
ipconfigコマンドで見ると、IPアドレスが、169.254....などというおかしなアドレスになっている。
検索してみると、これは、PCからDHCPサーバが見つからないときに、PCが自分で割り当てるリンクローカルというアドレスだそうだ。
さらに、ネットで調べると、以下の状況で起きるということであった。
・DHCPサーバがLAN上に2つ以上ある。
・PCのLANカードが壊れていたり、ケーブルがつながっていない。
そういった、初歩的な故障はなかろうと思いつつ、LANカードを新しく購入したりして、原因究明にあたった。
結局下記のウェブサイトが核心をついていた。
鯖管Changelog--アメブロ支店:
http://ameblo.jp/marusa99/entry-10040949441.html
これによると、Windowsのソケット(WinsockとWinsock2)が壊れているのだという。
また、教えて!Watchには具体的な手順が書かれていた。
http://oshiete1.watfh.impress.co.jp/qa4043959.html

次の手順で修復した。
1)「コントロールパネル」の「ネットワークとダイヤルアップ接続」から「ローカルエリア接続」を選び、
プロパティを開く。
2)インターネットプロトコル(TCP/IP)を削除する。
3)レジストリをバックアップする。
4)レジストリエディタを開き、
HKEY_LOCAL_MACHINE¥System¥CurrentControlSet¥Services¥Winsock
HKEY_LOCAL_MACHINE¥System¥CurrentControlSet¥Services¥Winsock2
の2つのレジストリキーを削除する。
5)再起動する。
6)「ローカルエリア接続」のプロパティで、インターネットプロトコルをインストールし直す。
7)C:¥WINNTに、nettcpip.infを入れる。(私は、これを別のPCから移植した。)
8)再起動する。
これによって、めでたくインターネットを使えるようになりました。

それにしても、このソケットが壊れているという原因を究明したアメブロ支店さまには敬服いたします。
また、教えて!Watchでの質問者のtm0268様でしょうか、ご自分で解決されたようで、
すばらしいと思います。
おかげで、私もトラブルから脱却しました。

ちなみに、うちの息子のPCも同時期にまったく同じトラブルに見舞われました。
スパイウエアによってソケットが破壊されるという記事もあったように思います。
時節柄気をつけないといけませんね。

2008年6月14日土曜日

まずは始めよう

このブログを開設したまま、何も書かずに放っておいたら、ログインの方法が変わっていた。
なんとか、手がかりをつかみ、再開できるようになった。
これからは、もうちょっと頻繁に書くようにしたい。